Utada : EXODUS
“海外新人アーティスト”Utada、初登場…公開生(SANSPO.COM)
10月5日に全米デビューする宇多田ヒカルこと歌手、Utada(21)が4日、東京・渋谷区のTOKYO FMスペイン坂スタジオで行われたラジオの公開生放送で、“Utada”としてファンの前に初登場した。あくまで“海外の新人アーティスト”としての出演で、デビューアルバム「EXODUS(エキソドス)」をPR。
「宇多田ヒカル」ではなくてあくまでも「Utada」として、ということらしい。一緒じゃあーんという来もしないでもないけれど、この「宇多田ヒカルではなくてUtada」は今回に関しては結構ポイントかも知れない。
EXODUS(amazon)
というのも、意外なことにネット上の前評判がイマイチなのだ。アマゾンのカスタマーレビューなんかを見てみても辛口な意見が多い。発売前のレビューなんて全然あてにならない気もするけれど、すでに方々で流れている「Easy Breezy」を聞いた限りでは同じ感想。なんだか洋楽チックなのだけれど、結構「普通」で、しかも従来の彼女の楽曲との連続性が薄いような印象。まさに「宇多田ヒカル」ではなく「Utada」。
これがよい方に作用すればいいのだけれど、実際のところどうなのかは蓋を開けてみないと分からない。従来の彼女のファンがおそらく求めている宇多田Tuneとはやっぱり違う。新たな一面として受け入れられればよいけれど違和感を残してファンを置いていくだけ、ということになりかねない気もする。
記事によれば本人曰く、
「英語だとどれくらい聞いてくれるんだろう」と不安そうだったが、「自分の世界を打ち出す音楽ができた」と自信ものぞかせた。
とのことらしい。
「英語だから」という点はたぶん大丈夫だと思うけれど、後者の「自分の世界」は重要でしょうね。個人的には、「なんか違う」という違和感のギャップを架橋するだけのものが打ち出されていないと厳しいのではないかと思います。
まあまだアルバムの全容は分かっていないわけだから、とりあえず、アルバムの残りの曲に期待しましょう。
2004年09月05日 08:27
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